88cc6Vノーマルヘッド仕様bT

車両盗難に逢い4L作成で調子に乗ってロングストロークやビックバルブヘッドに嵌りましたが。lt;BR> やりつくしてしまったら面白くなくなるのでちょっと視点を変えて”原点に戻る”事にしました。

やっぱりノーマル加工ヘッドが面白いのでまたやります。
とりあえずクランクをノーマルL型に戻し、クラッチはCD90のままで
ノーマル加工ヘッド第3弾を作ることにしました。

やはりノーマルヘッドの基本は”格安で・・”という趣旨があるので
今回は出来るだけ外注加工(バルブガイド打ち変えやシートカット・面研は無しでいきます。
耐久性は余り関係なしで考えてます。

今回のメニューは以下の通り

・バルブガイド削り落し
・バルブの軽量化
・ポートの形状変更(絞り位置の変更フィレット無)
・燃焼室の見直し(スキッシュも)
・カムシャフトを数種類入手したので試して見ます。
・バルブスプリングはノーマルで
・フリクションを減らす工夫を
など。

SS50のヘッドを入手したので参考にしてみたいと思います。
SS50のヘッドは燃焼室・バルブ周りは6Vノーマルと同じなのです。
ポートとビッグフィン・カムシャフトが違いますが、

まずは恒例の”煮込み”(カーボン落し)から今回も”サンエスK1”の残りを使いました。カーボン落しをして早速ポート研磨に入ります。
今回は”バルブガイド”は削り落すのでポート内の部分はボール盤で削り落としました。

まず吸気ポートですが、
今回のポートは2基目よりもっと吸気の混合気が廻って入る事を意識して削りました。
またバルブガイドの少し手前で若干絞りを入れてバルブガイド辺りから一気に燃焼室に混合気が入るように考えました。
混合気が入る角度はバルブの真上から入るように削りました。

ある程度の形まで出来ました。

次に排気ポート
排気もバルブガイドを削り落とし排気が出来るだけ膨張しながら廻るように考えました。
2基目も同じ方向でしたが、バルブガイドが無い分もっといい形に出来たと思います。


排気ポート
細かい仕上げをする前にブラストを打って外側を綺麗にしてから細かい仕上げに入ります。
ブラストはまとめてやるのでその前にバルブの加工をします。
1基目・2基目はウエスト加工で軽量化とポート内の容量増を狙ったのですが
今回は燃焼室側の形も燃焼室内で混合気が廻り易いように加工しました。

左がノーマル右が加工済み
今回はバルブガイドが無いのでかなり上の方まで細くしました。


左がノーマル右が加工済み
加工方法はボール盤で廻しながらリューターで削って行きます。

こんなかんじで加工しました。

吸気側も排気側も粗方加工して後はペーパーとバフで仕上げて
鏡面まで仕上げます。
この加工でバルブ自体もかなり軽くなりました。

綺麗になったでしょう!
さて次は組み付け前準備です。
カムのヘッドに入って廻る部分等の回転部分をポリッシュ加工してフリクションを減らします。
バルブガイドはコンパウンド等を使うとガタが出来てオイル下がりをしたりするので、
バルブの擦り合わせ時に”メタルコンパウンドとエンジンオイルを混ぜた物を薄く塗って
仕上げます。

擦り合わせですがバルブ径が小さいので”タコ棒が使いにくいです。
ですので管理人は反対側にビニールチューブを指して少し引っ張りながらする合わせします。
バルブコンパウンドは”中目”と”細目”を使いました。
当たり面の幅を確認して漏れの確認もしました。
さていよいよ組み付けです。

部品を全部再度良く洗浄してエンジンオイルを薄く塗り込んで組み付けます。
バルブスプリングはノーマルを使いますが、
アウター側に純正部品のスプリングシートを2枚敷いて少し硬くします。
カムシャフトは”SS50”の物を使います。

今回は先日のガイドローラーの件も有ったので
腰下まで全バラして各部を洗浄及びチェックして組みなおしました。

シリンダーもホーニングして外側をブラスト打ったので
綺麗なエンジンになりました。

ちょっとみた感じチューニングヘッドみたいですね♪
後日
ツーリングに行ってきました。
慣らしもそこそこに軽く廻してみた感じでは良い感じとても力強い!
オイル交換して各部のチェック・キャブセット等してまた
志賀島までツーリングに行ってきたのですが、
海の中道の直線で全開にして見ました。
4速13000RPMまで結構谷も無くスムーズに(メーター読み約110`)
DAXヘッドのノーマル88tぐらいは楽に行けそうな感じ♪
良いエンジンになりました。
次ははピストンの差を試して見る予定です。

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